以前記事にしたようにフィルソンのティンクロスパッカーハットとバブアーのバケットハットを購入しました。どちらのハットもワックス加工のおかげで防水性があるのですが、代わりに洗えないという欠点があります。
けどどちらもアウトドアでの使用も考えて買ったので汚さないで使うのは不可能だし、そもそも汚れにビクビク怯えながら被らなきゃいけないハットなんてこっちから願い下げ。そんな繊細でめんどくさい服は性に合わない。
とはいえ何年も汗や泥を吸い続けたハットに抵抗があるのも事実だし、洗えないからこそ汚すのを躊躇ってしまう気持ちもある。そこでニューエラのキャップ&ハットライナーを汚れ防止テープとして取り付けることにしました(ロングサイズ)。
ライナーでおでこの皮脂汚れが付着するのを防ぐ作戦。フィルソンとバブアーのハットは洗えないけど、代わりにライナーを洗うことで清潔に保とうというわけです。消臭抗菌高価があるのでこまめに洗う必要もなく楽ちんかなと。
この記事ではキャップライナーの取り付け方を書き残します。一部トラブルが起こり追加で出費が必要になりましたが、両面テープで貼り付けるだけなので基本的には簡単です。
内容物の確認
・キャップ&ハットライナー本体
・替えの両面テープ
・説明書
最初からキャップライナー本体に両面テープがついてるので、帽子にそれを貼るだけ。簡単です。
厚みは1mmほどで着用感は少し変わる
ライナーの厚みは1mm程度。
取り付けたあとはフィット感は増しますが、元々よほどキツいサイズで被ってなければ問題ないかと思います。もちろんアジャスターで調整できるタイプの帽子なら大丈夫でしょう。心配ならレギュラーサイズを検討してみるといいかもしれません。
取り付け方
5分で終わります。
1.取り付け位置をシミュレーション
いきなり両面テープを剥がさないで、まずはどの位置にライナーを取り付けるのかをシミュレーションしました。
ライナーの中央にはタグの印があるので、その印と帽子の中央と上下を合わせます。説明書のイラストを見た感じでは、タグが帽子の中に入る向きが正しいと思います。まあテープを貼り替えればいつでもやり直せるので気に入った向きでいいんじゃないですかね。
2.帽子に取り付ける
両面テープを剥がして先程のシミュレーション通りに取り付けます。
ライナーの上下の向き、中央があっているかなど確認します。
これで終了。簡単でしょ。
問題発生!ハットにテープがくっつかない
キャップ&ハットライナーの取り付け方は以上の通り簡単だったんですが、まさかの問題が発生しました。ライナーに付属していた両面テープがハットにまったく付かないんです。指で触るとペタペタした感触はあるのに、ハットにはまったく付かない。
「そんなことあるか?早くハット被りたいのに…」とかなり落ち込んだんですが、ここは冷静になって原因を考えてみることに。そこで1つの仮説を思い付きました。
「そうか!フィルソンもバブアーもワックス加工されてるからテープが付かないんだ」
フィルソンもバブアーもワックスで防水加工がされているので、表面は多少のベタつきがあるんです。だから実は裏にもワックスが浸透し、そのせいでテープがつかないのではないかと。
裏を触ってみるとおでこに当たる部分にはワックスのべたつきは感じないし、バブアーに至っては裏地もばっちりある。
けどこれ以外に考えられない。そこでなにも加工されていない手持ちのラルフローレンのキャップやカンゴールのハンチングでも試してみると、これがなんとまったく付かない。
ライナー付属の新しいテープを使ってもダメ。貼り付く気配 0 。どうやらワックスが原因ではないらしい。もうお手上げだと諦めそうになりましたが、一番あり得ない仮説の検証がまだだったので、最後にそれを試してダメなら諦めることに。
その仮説とは「そもそも付属の両面テープが布用じゃないのではないか?」というもの。
布用テープに貼り替えると無事ついた
帽子につけるのがキャップライナーなのに、それが布用テープじゃないだなんてあり得ないと思ってましたが、万が一ということもあるので調べてみました。付属テープに型番が書いてあったので検索してみるとビンゴ。布用でもなんでもなかった。ニューエラさん、そりゃ付かないよ。
(レビューでは付かないなんて意見はほぼなかった気がするから、ニューエラのキャップにはふつうに付くのかもしれない。あるいは何かの手違いでハズレを引いたか)
そこで至急Amazonで布用テープ(10mm幅)を買って、
元々付いてた両面テープを剥がし、
適当なサイズにカットしてライナーに貼り付け(剥がしやすいように小さめにカットしてみた)、いざハットへ。
そして見事に付きました!これがテープだよと言わんばかりにフィルソンもバブアーもバッチリ付いた。逆さにしたり揺すったり、被ったり脱いだりしてもライナーが外れない。完璧だ。
ただライナーを剥がしたときにハットに糊が残ったりしないかは少し不安。まあ糊が残っても洗ったライナーを上から貼るんでどうでもいいっちゃいいんですけど。
【まとめ】ニューエラの汚れ防止テープで洗えないお気に入りの帽子を守る
両面テープが付かないというまさかの展開でしたが、無事にライナーを取り付けることができました。これで汚れ防止はできたので、思う存分ハットを被ることができます。
※別で買った布用両面テープのベタつきなど問題が分かり次第また追記します
※追記:4ヶ月使用して剥がしてみた
別売りのテープを使用したためハットにテープのベタつきが残るんじゃないかと不安でした。ということで4ヶ月経過した時点で剥がして状態を確認してみることに。
全く問題ない!剥がすのも苦労しなかったし、ベタつきもほぼ0。ほんの少しペタペタ感がハットにあったけど、気にするほどではない。
せっかくライナーを剥がしたので、ちょっと大きいニューエラのキャップに移植してみました。サイズ調整のために。テープは貼り替えずにそのまま。
そしたらなんの苦労もなく付きました。1日ニューエラのキャップを被って出かけても剥がれず普通に使えましたんで、キャップ&ハットライナー1つで複数の帽子に使い回すってこともできそうです(めんどくさいだろうけど)。テープを交換せずにかれこれ4〜5回は着脱を繰り返してますが問題ない。