レッドウィングはアイリッシュセッター、875を入手しました。
普段履きではなく、趣味の登山や自転車で履くために買いました。ハンティングにルーツを持つブーツだから、アウトドアでも使えるだろうと。
ただ、山に入ってどの程度機能するかわからなかったため、お試しでフリマアプリでボロっちいのを安くゲット。前の持ち主によってビブラムソールに換装されていました。
状態はよくはありません。
革はカサカサと乾き、かかとは削れ、何より汚そう。しばらく履いてなくて、玄関に放置してあったんでしょう。ホコリも被っています。
そこで早く履きたい気持ちを抑えて、まずは手入れと補修をしていきます。
ビフォーアフター
左側がビフォー、右側がアフター
左側は見るからに手入れ不足です。ホコリを被り、革は乾き、ソールはすり減っています。しかし右側のメンテナンス後の画像では、ブーツに元気が出ました。
撮影時の部屋の明るさが違うので、ビフォーアフターの画像の比較はフェアじゃないんですが、現物でもはっきりと違いがわかるほどきれいになってます。
丸洗い
ビーンブーツやビルケンシュトックを丸洗いした経験から、レッドウィングも問題ないだろういうことで、水と洗剤をバシャバシャとかけて丸洗いします。
ホコリを被っているので、水にドボンする前にブラッシングをします。靴紐も取って、細かい部分も忘れずに。
大きめのタライに水を張って、革に対応した洗剤を混ぜます。量は適当です。
あとはブーツを投入して、1時間ほど放置。染料が抜けて水が紅茶のような色に。
仕上げによくすすぎます。洗剤が残らないように丁寧に、何度も。
乾燥とオイル塗布
続いてブーツを乾燥させます。
屋外に出すのは紫外線や虫、雨が気になるため、屋内で乾燥させました。
ブーツ内にいらない紙を詰めて、ひたすら扇風機の風を当て続けました。
半乾きになったところで、ミンクオイルを塗布。完全に乾いてからだとカサカサしそうなので、乾き切る前にオイルを塗るようにしています。
そして風を当て続けて完全に乾いたら、仕上げにまたミンクオイルを塗りました。もとがカサカサだったため、気持ち多めに塗って一晩放置し、翌朝余計なオイルを拭き取って終了。
※後日、ブーツ内の底にもオイルを塗りました。カサカサだったので。履き心地は少し改善ししました。靴下が汚れるのが嫌なら、一時的にインソールを入れるのも手だと思います
かかとの補修
あとはかかとの補修をすれば外で履けるようになります。
ソール交換ではなく、すり減ったかかとに肉盛りして補修します。
使うのは定番のシューグーです。レッドウィングの875もシューグーも共ににアメリカ育ち。
ソールは茶系のビブラムソールに交換されているので、ナチュラル色のシューグーを使用。
かなり適当に作業をしました。
ガムテープですり減ったかかとに壁を作り、雑にシューグーを塗りつけました。ビーンブーツを補修したときと同じです。
仕上げにヤスリがけでもすればもっときれいになると思いますが、あくまでアウトドア用に買ったブーツなので、見てくれはこんなんでOK。
これで履けるようにんなりました。