凍えるような冬を乗り切り、ポカポカと春の陽気を感じる季節になりました。防寒性が一切ない坊主頭をハイランド2000のアルパカ素材のニット帽が温めてくれてましたが、そろそろコットン素材のニット帽を選手交代の時期。
ということでアルパカ素材のニット帽を洗濯してみました。この記事では私が実際に行った洗濯方法と縮みについて記事にしてみます。
結論から言うとふわふわの質感はそのままで洗濯は成功しました。ちょっぴり縮んだけど着用に支障はありません。
※あくまで私が試した洗濯方法ってだけなので、「正しい方法を教えます」という意図はありません。どちらかというと実験的な記事
※便宜上「アルパカのニット帽」と表記してますが、正確にはアルパカ80%/アクリル20%です
洗濯方法
1.裏返す
2.エマールと洗面器で手洗い
3.室内で平干し
今回の洗濯の流れはザッとこんな感じ。
以前ハイランド2000のブリティッシュウール素材のニット帽を洗濯機(弱洗いコース)で洗うとけっこう縮んでしまったので、アルパカ素材は丁寧に手洗いすることにしました。【大成功】ハイランド2000のコットンニット帽を洗濯機で洗ってみたで書いたようにコットン素材は洗濯機のドライコースで縮みもなく洗えたんですけどね。
アルパカ素材の洗濯表示
ちなみにアルパカ素材の洗濯表示はこんな感じ(画像はコットンニット帽のだけど表示は同じだった)。
1.裏返す
手洗いの際に表の生地を傷めないように裏返します。
2.エマールと洗面器で手洗い
つづいて洗面器に水を貯めて、
エマールを投入。今回は目分量で適当に入れましたが、エマールの裏面に手洗い時の分量が書いてあったので、そちらを守るといいと思います。
エマールを入れた水をバシャバシャして泡立てます。
ニット帽を投入し、
揺すったり、
軽く揉んだりして洗います。
これだけ色が抜けたので、他のものと一緒に洗わないほうがいいと思います。
あとはきれいな水に入れ替え、揺すったりしながらすすぎます。この工程は何度か繰り返して、洗剤で洗うときより時間をかけて丁寧にやりました。
すすぎ終えたら軽く脱水。
これぐらい毛が抜けてました、私の毛じゃないですよ。
形を整えて、干しの作業へ。
3.室内で平干し
あとは室内で平らなプラスチックケースに乗せて平干し(平干しネット使ったほうがいいと思う)。そして扇風機の風を当てて乾かします。部屋の湿度が高くなると乾きにくくなり生乾き臭のリスクが高まるので、窓は大きく開けて換気は徹底しました。
裏表乾いてるのを確認したら終了。
ビフォー・アフター
左:ビフォー、右:アフター
※色味は撮影環境で変わるからアテにしないで、同じ場所で撮ってるのに背景の色も変わってるでしょ。洗濯後もいい感じのダークチャコールのままだと思うけど
縮んだ影響か形が整った気がしますね。ふわふわの手触りも相変わらずで問題ないです。
縮み
高さ | 被り口幅(外径) | |
新品 | 22cm | 20cm |
1シーズン着用 | 20.5cm | 25cm |
洗濯乾燥後 | 19cm | 22.5cm |
1シーズン着用すると被り口は広がって縦は少し縮んだようです。そして洗濯すると被り口幅も縦も数センチ縮みました。横幅は縮んだところで新品時よりも広がっているので問題ありません、洗濯前の広がった状態でもズレることはなかったぐらいですから。また縦は1シーズン着用後から1.5cm縮みましたが、着用に支障はありません。深く被ると耳の半分より少し上ぐらいです。
ハイランド2000のアルパカニット帽の洗濯まとめ
アルパカのニット帽は手洗いで丁寧に洗っても多少は縮むことがわかりました。洗濯機で洗うと縮み過ぎそうでちょっと怖いです。その点コットン素材のニット帽は縮みにくいので手入れは楽ちんですね。
左上:コットンリネン新品、左下:アルパカ新品、右上:コットン、右下:縮みすぎたブリティッシュウール
弱洗いで縮みすぎたブリティッシュウールも浅いタイプのニット帽的に違和感なく被れるんで、アルパカも縮みすぎたとしても被れなくなることはないと予想してます。が、元のシルエットをできるだけ保ちたいなら洗わない、クリーニング店に出す、もしくはこの記事のように手洗いで丁寧に洗ったほうがいいかもしれません。