レッドキャップのシェフパンツを部屋着として使い始めてから約1ヶ月が経過しました。ポリエステル100%だから梅雨時でも乾きが早く便利で、さらにシェフパンツを穿いて作った目玉焼きはいつもよりおいしい気がします。だってシェフが穿くシェフパンツを穿いてるんだもの。食器洗いや掃除も厨房の作業みたいで楽しい気持ちがすこしだけ芽生えました、今だけかもしれないけど。
さて、せっかくなので「レッドキャップのシェフパンツを部屋着に買った理由」をブログに書いときます。シェフパンツといっても、たぶんクックマンのシェフパンツのほうが有名だろうし、いろんな柄がある。そんな中でレッドキャップの黒白ストライプ柄を買ったのには理由があるので。大したことじゃないけど。
POPEYEを読んでシェフパンツがほしくなる
クックマンやレッドキャップなどシェフパンツ自体は前から知ってまして、最近だとAH.Hや齋藤さんのブログなどを読んで気になる存在ではありました。けど柄物の長ズボンなんて田舎暮らしには目立つんですよね。実際に迷彩柄のM65やBDUパンツの着用頻度は高くなくて、これ以上柄物を増やしても仕方ないということで購入には至りませんでした。単純に長ズボンの枚数は足りてるという事情もあり、無地のシェフパンツも買う気にはならず。着ない服を増やしたくないんです。
そしてある日、Twitterで教えてもらった2014年11月号のPOPEYEを読んでいると、レッドキャップのシェフパンツが登場しました。短い文章でしたがシェフの服装の歴史が触れられていて、それを読んで改めてシェフパンツっていいなと思ったんです。
料理人は清潔じゃなきゃいけない。コック服が白なのはそのためだし、トックと呼ばれる帽子は、汗が落ちるのを防ぐ。さらにパンツは、染みや汚れの目立たない柄ものと決まっていた。伝統は黒と白のチェック。そんなスタイルは19世紀中頃のパリで完成したんだ。「シェフの帝王」と呼ばれたアントナン・カレームが定めたものだとか。今ではもっと自由になったけど、白の上着とダークトーンのズボンというルールは不変。
引用:POPEYE 2014年11月号
これまでのシェフパンツのイメージはファッション寄りというか、あくまで街着としてのイメージが強かったんです。シェフパンツといっても作業着ではなく名前だけだろう、と。
私はいわゆるファッションブランドには興味がなく、ワークやミリタリー、アウトドアなどの実用的な側面から生まれた服が好きなので、ファション的なイメージが強かったシェフパンツにはさほど心が惹かれなかったんです。でもPOPEYEを読んで「そっか、シェフパンツはちゃんと道具で実用品だったんだ」と考えを改められたことにより、とてもシェフパンツがほしくなったというわけ。もちろんダークトーンの柄もので。
柄ものにこだわりたいけど着る場所がない→部屋着にしよう
クックマンかレッドキャップのシェフパンツを部屋着にしようかな。料理人向けだから家庭で料理するときにもマッチするはず。大したもの作らないけど、朝起きて寝ぼけ眼でさ、ストライプのシェフパンツにヨレヨレの白Tシャツ着て、尻かきながらトーストと目玉焼き作るだけでもなんかいいじゃない。
— モージュー (@hdclub7) April 16, 2021
シェフパンツの購入を決意したものの、いかんせん「柄ものにこだわりたいけど田舎で着る場所がない問題」が解決してません。無地を買えば済む話ですが”さらにパンツは、染みや汚れの目立たない柄ものと決まっていた。”というPOPEYEの一文が無地を買うことを許してくれない。
そこで思いついたのが部屋着。私は部屋着を持っておらず、外で着る服も家で着る服も兼用してました。家でもビシッとした服を着てたほうがかっこいいだろうという思いもあり、いわゆる部屋着は持たないようにしてたんです。
その生活スタイルで問題はなかったんですが、1つ困っていたとすれば風呂上がり〜寝るまでの服装。お風呂上がって寝るまでは翌日着る服を着て、下着で寝て、翌朝は昨晩と同じ服を着るというスタイルだったんですが、朝イチは洗濯したてのきれいな服を着たいとすこし感じてました。
ならシェフパンツを導入すればちょうどいいじゃないか。ということでシェフパンツを部屋着として買うことにしました。チェックやストライプ柄は部屋着っぽい気もするし、シェフパンツを穿いて目玉焼き作ったり洗い物してたら、厨房で働いてるシェフみたいでかっこいいし。
クックマンかレッドキャップか
あとはどこのシェフパンツを買うか。クックマンとレッドキャップしか知らなかったので、自ずとこの2つに絞られました。部屋着としての機能はどっちのシェフパンツでもいいと思ったので、ブランド背景など自分がビビッと来たほうを買うことに。歴史あるブランドの定番品が好きなんですよ、ラコステのL1212とかディッキーズの874とかさ。
そして両ブランドの歴史を調べてレッドキャップにしました。クックマンが微妙って理由もありますし、レッドキャップがいいって理由もあります。
クックマンはアメリカ西海岸の料理人たちの「シェフパンツをもっとカッコ良くできないか?」という声から、今年の春に生まれたブランド。手頃な価格で豊富なデザインで展開されるシェフパンツは、料理人だけではなく、年齢や性別を問わず支持を得ているという。
引用元の記事は2018年7月のもので、「今年の春に生まれたブランド」ってあるから2018年創業ってことなんでしょうけど、たった数ヶ月で日本に入ってくるのは早すぎる気がしたんですよね。それもシェフ向けってよりファッション向けの感じなのが気に食わなくて。アメリカ西海岸の料理人たちがウンタラカンタラってとこは、かっこいいかもとか思ったんですけど、歴史あるブランドが好きな私としてはクックマンは合わないかなと。強いこだわりがあるわけじゃないからクックマンでもいいんですけど、比較対象が1923年創業のレッドキャップだったからさ。相手が悪かった。
部屋着にレッドキャップのシェフパンツ買った。POPEYE2014年11月号アンファッションの回を真似をしてストライプ柄。今日からシェフだ! https://t.co/WTp3pUa1yK pic.twitter.com/FnngUMBkVm
— モージュー (@hdclub7) April 21, 2021
それにレッドキャップの服は以前からほしいと思ってたんです。プロップスストアでも取り扱いがあるのもレッドキャップのシェフパンツだし。
柄はPOPEYEを見習って黒白ストライプに決定しました。
こんな感じで着てるよ
料理人は清潔じゃなきゃいけない。コック服が白なのはそのためだし、トックと呼ばれる帽子は、汗が落ちるのを防ぐ。さらにパンツは、染みや汚れの目立たない柄ものと決まっていた。伝統は黒と白のチェック。そんなスタイルは19世紀中頃のパリで完成したんだ。「シェフの帝王」と呼ばれたアントナン・カレームが定めたものだとか。今ではもっと自由になったけど、白の上着とダークトーンのズボンというルールは不変。
引用:POPEYE 2014年11月号
部屋着なんで基本的に誰にも見られることはありませんが、「白の上着とダークトーンのズボンというルール」を守って着る遊びをしてます。もう気持ちはシェフなので。
風呂上り〜寝巻きはラルフローレンの白トランクスとヘインズの白Tシャツで白×白にしたい。 https://t.co/YDtqQZL0gn
— モージュー (@hdclub7) April 4, 2021
自分のなかで「下着は白!」の波が押し寄せてきてたのでちょうどいいです。
風呂上がりに白トランクスとレッドキャップのシェフパンツ、そして上はヘインズの赤ラベル。寝るときはシェフパンツを脱いで下着で寝る。裾は擦らないようにロールアップで。163cmには長いのだ。上の画像は普段より巻き過ぎかな。
4月はまだ肌寒かったので、ディッキーズのワークシャツ574を羽織ってました。作業着同士でけっこう気に入ってます。ちょうど持ってたのが白でよかった。冬はこの上にスウェットかセーターを重ねてみようかな。
シェフパンツを穿いてると料理や掃除などの家事がアメリカのローカルなレストランでの仕事っぽくなる気がします。しないか。
コメント
顔はわかりませんが、丸坊主頭がファッションととても似合ってそうですね。
ありがとうございます!坊主頭が気に入っているので、とてもうれしいです。