これまで靴下にこだわりなどなく安けりゃなんでもいいと思ってましたが、ヘルスニットのおかげで靴下にも多少のこだわりを持つようになりました。
ヘルスニットはアメリカのアンダーウェアブランドで、創業は1900年。実に100年以上の歴史があり、ヘンリーネックシャツが有名ですね。
参考:110年超の歴史が他を圧倒!不変を貫く骨太インナー【ブランド語り処】
で、今回はヘンリーネックのお話ではなく靴下について。
このヘルスニットの靴下があまりにも気持ちいいんです。
クッション性、履き口の締め付け具合、耐久性、蒸れ知らず、、、どれを取っても自分史上最高。初めて履いたときその気持ちよさにかなり衝撃を受けました。さすがに半年履くと慣れて驚きはないんですが、代わりにほかの靴下がすごい不快に感じます。チャンピオンの白靴下とか。
にもかかわらず、1足500円ほどとお手頃価格。ユニクロの靴下にもうすこしお金を出せば届く金額です。
以前はユニクロやGUなど安けりゃなんでもいいぜって精神で適当に買ってたんですが、ヘルスニットのおかげで靴下にお金をかける意義を見つけられました。家でも外でも年中靴下を履いてるので、快適な靴下を買うのはいい投資なんだと気付かされました。
これからはもっと高級な靴下も試してみます。
欠点といえばふつうの靴下より厚いんでふだん履いてる靴がすこし窮屈に感じるかもしれません。あとは色落ちですかね。
ということでこの記事ではヘルスニットの靴下への愛を語ります。白無地もあるよ。
※追記:白無地とクラシック色では履き心地が違いました。クラシック色はおすすめできるけど白無地はおすすめまではしない
ヘルスニットの靴下は色によって履き心地が違う説が出てきたので、とりあえず真っ白のやつ買ってみました。以前買って愛用してる生成りっぽいクラシックって色は間違いなく履き心地よかったんですが、さて白はどうなのか。 https://t.co/8IS7qYW7La pic.twitter.com/ZePhvTBS1A
— モージュー (@hdclub7) November 8, 2020
履き口の絶妙な締め付け具合。ゆるいのにズレない
ヘルスニットの靴下を履いていちばん最初に感じたことは「履き口ビヨンビヨンだ!」ってこと。すっごい伸びがいいというか締め付け具合がいいというか、絶妙で気持ちいい。
「ゆるいけどズレない」といういままでの靴下では味わったことのない感覚で、締め付けの圧力が広く分散されてる感じかな。しんどくないし嫌じゃない。
ヘルスニットの前はセールで安くなってたGUの靴下を履いてたんですが、まったくの別物ですね。GUは締め付けがキツくて脱いだらびっしりと跡が付いてたんですが、ヘルスニットで跡が気になったことないです。「締め付けを強くしてズレないようにしよう」という発想とは違うんだと思います。
メリノウールのような履き心地。履いてて嫌な感じがない
履き心地はメリノウールを使用した靴下に似てます。
メリノウールは吸放湿性や防臭性に優れていて、アウトドアではおなじみの素材。つまり蒸れない臭わない素材ってことです。履き心地・着心地がいいんですが、そのぶん化学繊維の靴下や下着よりお値段が張ります。
以前キャンプや登山用にダニッシュエンデュランスというデンマークのメーカーのメリノウール混紡の靴下を履いてました。GUの靴下と比べて蒸れないし、つま先の冷えもいくらか和らぎ、アウトドア以外でも履きまくってました。
そしてヘルスニットの履き心地はダニッシュエンデュランスに引けを取りません。
その日の調子にもよりますが、GUやチャンピオンの靴下は履いてて嫌な感じがあるんです。足がモゾモゾするというか、居心地が悪いと言うか、とにかく気持ち悪い感覚。おそらく蒸れが原因だと思いますが、ヘルスニットの靴下はその嫌な感覚がない。
私は足裏にホコリが付くのが嫌で、家でもずっと靴下を履いてます。ヘルスニットは嫌なモゾモゾ感がないから1日中履いてられます。チャンピオンの靴下だと1時間もしないうちに履いてるのが嫌になり、我慢できずに脱いじゃいます。
もちろんメリノウールの混紡率が高い靴下と比べるとヘルスニットも見劣りするでしょう。だけど1足500円でこの履き心地なら文句ない。
優れた耐久性。1足2000円の靴下より上
ヘルスニットを履き始めてから靴下にこだわろうと思い、シックストックスという日本メーカーの靴下を買いました。1足2000円。そしたらヘルスニットの靴下よりも先に毛玉がちらほら。たくさん毛玉ができたわけじゃないんですが、ヘルスニットより早く多くの毛玉が見られるように。
チャンピオンの白靴下なんて2ヶ月遅れで履いたのにいちばん毛玉ができてます。数回履いただけで毛玉だらけ。履き心地がいいのは最初だけですぐにダメになりました。
一方でヘルスニットの靴下はというと、履き始めて数ヶ月経ってちらほら毛玉が出現したレベル。もちろん素材によって毛玉のできやすさは違うので一概に言えないんですが、それにしても優秀だと思います。
メリノウール混紡のダニッシュエンデュランスの靴下はヘビロテして半年ほどで穴が空きました(メリノウールは耐久性に難がある)。でもヘルスニットはまだまだ穴が空く兆候はありません。登山では高価なメリノウール靴下、ふだんはヘルスニットの靴下と使い分けるのもよさそうです。
足裏のプリントは半年経ってすこし剥がれだしたぐらい。洗濯方法は気にせず裏返して普通洗いしてます。(プリントは片足のみについてます)
たしかに履き心地は徐々に低下してる感があります。が、1足500円ですし、ヘビロテしまくってこの程度なら全然オッケー。
↑赤ラインが新品で、黄ラインが半年ヘビロテ後
ただ色落ちしますね。クラシックという生成りっぽい色を買ったんですが、新品時と比べると別の色になってます。割と早い段階で色落ちしました。オフホワイトというかアイボリーというか、そんな感じの色に落ち着いてます。これはこれで好き。
【まとめ】安くて気持ちいいヘルスニットの靴下
これまで安い靴下ばかりでこだわってませんでしたが、履き心地のいい靴下に変えるだけで日々のストレスが減りました。
とくに蒸れの減少はかなり大きな変化で、家で過ごす時間が快適に。たとえばいまこうやってブログ記事を書いてるときも、チャンピオンの靴下だと足のモゾモゾが気になって集中しきれないところがあったんです。
ところがヘルスニットに変えてからはモゾモゾしないから、テンポよく執筆できてます。靴下を履いてることがストレスにならない。
もちろん今まで安い靴下しか履いてこなかったから、ヘルスニットが実力以上にいい靴下に感じたであろうことは否めません。だけどメリノウール混紡の靴下と比較しても見劣りしなかったことも、また事実。
白の無地バージョンもあるので、汚れが目立つ消耗品的な白靴下の候補によさそう。白靴下といえばレイルロードソックも有名ですが、ヘルスニットのほうがはるかに履き心地がいいです。買い換えようかな。
※実寸24.3cmの足で25-27cmを履いてますが問題なし
※追記:白無地とクラシック色では履き心地が違いました。クラシック色はおすすめできるけど白無地はおすすめまではしない