以前、ロンドンを履いて足の不調が改善したって記事を書きました。
そしてビルケンシュトックが足にいいのであれば、季節や天候、TPOに左右されず年中履ける部屋履きにこそ導入すべきなんじゃなかろうかと考え、中古でボロいマドリッドを購入しました。
本来外履きであるサンダルを部屋履きにするので、想定外の不満が出る可能性がありました。そこに10000円近いお金を出して新品で購入するのは躊躇したため、とりあえずボロっちい中古でお試し。
マドリッドにした理由は、
・つま先がオープンだから年中使えそう(湯たんぽの併用もしやすい)
・マドリッドが矯正サンダルとして生まれてきた経緯があり目的と合致するし、そういうの好き
って感じです。
「ビルケンシュトックのサンダルは矯正や医学的観点から生まれました。1963年に誕生したマドリッドのルーツは、負傷兵がリハビリで履いたサンダル。足を固定しないワンストラップ、フットベッドも足裏に力を入れ、健全な足を作るための形状。あえて足にフィットしない作りだったんです」。
そして半年以上部屋履きにして、使用をやめることにしました。私の生活環境にはちょっと向いてない。中古で試してよかった。
ソールが硬くてコードやしっぽを踏んでも気づかない
本来は外履きなので、私がこれまで履いてきたルームシューズなんかよりソールがしっかりとしています。そのせいでスマホの充電ケーブルや空気清浄機のコードを踏んでもなかなか気づけませんでした。
つまり知らずしらずのうちに犬のしっぽを踏んでしまう可能性があります。これがマドリッドを部屋履きにするのはやめた最大の理由。
しっぽを踏まないように日頃から注意はしてますが、それでもいつかは不注意で踏んでしまうことがあると思います。ならそのときにダメージが少ないようなルームシューズを履いてたほうがいい。
ソールを張り替えても改善せず
ビルケンシュトックのマドリッドのソールを交換しています。 pic.twitter.com/zLaYnu8Z7c
— モージュー (@hdclub7) November 3, 2021
ボロいマドリッドを買ったので、履き始めてすぐにアウトソールが剥がれてきました。ついでだから100均の薄い敷物を切り貼りして、ソールを張り替えました。
はさみで切ってシューグーで貼っただけ。
この改造で床の感触を掴みやすくなればよかったんですが、大した効果はありませんでした。
ただフローリングに優しい素材にするとか、水滴をササッと拭けるような素材にするとか、生活環境と張り替える素材次第では好みのルームシューズに改造できそうです。部屋履き用ならサンダルに元々ついてるソールの上から貼ってもいいんじゃないですかね。両面テープでお試しして、よさげなら接着剤で本番。
底冷えのしにくさは狙い通り
これまでルームシューズは色々試してきたけど、どれもソールがすぐにヘタって底冷えしました。ビルケンシュトックにもルームシューズがありますが、あえて外履きのマドリッドを買った理由もそこにあります。
狙い通り、マドリッドはどんなにボロっちくても底づきしないので、底冷え対策には有効でした。つま先が覆われてるボストンだと冬場はより快適かもしれません。私の生活環境では硬いソールは向きませんでしたけど。
その他の不満
小さな不満はほかにも感じていたので、簡単に書きます。
冬場に裸足で履くとヒヤッとする
風呂上がりに靴下を履きたくないけど裸足で歩きたくもないので、冬の風呂上がりは裸足でマドリッドを履いてました。
足を入れた瞬間はヒヤッとします。小さいことですが、これもちょっと不満。
裸足で履いてもペタペタしないし、蒸れ感がないのはメリット。
気軽に洗えない
洗濯機に突っ込んで気軽に洗えないので、たくさん汗をかく夏場は気になるかも。「部屋履きは常に清潔に保ちたい」って人には向いてないですね。
私の生活環境の場合、犬のおしっこ問題でより汚れやすい。おしっこシートの上で上手に排泄できても、そのおしっこを犬自身が踏んじゃってあちこち歩き回るんですよ。だから知らずしらずのうちに私がおしっこの足跡を踏んじゃうこともあって、ルームシューズは汚れやすい。
そういう意味ではビルケンシュトックの外履きは私に合ってるとも言えます。元から付いてたソールなら水を吸わないので、おしっこを踏んでも靴下に被害はないし、底だけサッと水で流せば済みますんで。
水に強いソールならほかにもメリットはありそう。
たとえば風呂掃除で使うバスシューズって置き場所に困ったり、カビが生えたりで好きじゃないんですが、ソールが水に強いビルケンシュトック外履きならルームシューズとバスシューズを兼用できるかもしれない。あとは水で濡れがちなキッチン周りを歩き回っても気にならないとか。
EVA素材のビルケンシュトックならさらに水濡れに強く、メンテナンスの手間もかからなくてよさそう。蒸れ感は増すと思うので、ロンドンのようなつま先が覆われてるタイプは嫌だけど。
中古だとフットベッドが自分の足にフィットしなくて、なんのためのビルケンシュトックかわからん
ビルケンシュトックのマドリッドを部屋履きにして数日経過。ちゃんと指を使って歩いてるからか、いつもは感じない疲労感がある。さすがは矯正サンダルだ。 pic.twitter.com/DoycmsFEIL
— モージュー (@hdclub7) October 13, 2021
私がボロい中古を買ったせいで、足は気持ちよくもなければ、矯正サンダルとして機能しませんでした。
上のツイートのようにマドリッドの「脱げやすい」形状はよかったんですが、肝心のフットベッドが機能してる感覚がまるでない。ロンドンの場合は土踏まずに効く感覚とかあったので、状態の悪い中古を買ったせいだ。
「ビルケンシュトックのサンダルは矯正や医学的観点から生まれました。1963年に誕生したマドリッドのルーツは、負傷兵がリハビリで履いたサンダル。足を固定しないワンストラップ、フットベッドも足裏に力を入れ、健全な足を作るための形状。あえて足にフィットしない作りだったんです」。
ファッション目的なら中古でもいいでしょうが、矯正的な目的があるならばビルケンシュトックは新品がベストですね。
マドリッド(ナロー)のサイズ感
最後にマドリッドのサイズ感に触れておきます。
足長約24.5cmで39を履いています。やはり38〜39程度が履きやすいかなと。以前書いたロンドンと同じ感想ですね。
ただこのマドリッドはナロー幅です。履いた瞬間に「これは細いわ」と感じました。フットベッドの両サイドの縁に足が乗り上げてしまっていて、足幅に対して明らかに細いです。
ビルケンシュトックを改めて買い直すならば、
・39
・レギュラー幅
このサイズ、幅にすると思います。