これまで歯ブラシはこだわりもなく、ただ適当に安いものを使ってました。それで大した不満もなかったんですが、もっと歯を大事にしようという気持ちが強くなったこと、そして2回連続で全くきれいに磨けない歯ブラシを買ってしまったことで、ちゃんと歯ブラシを探そうと考えるようになりました。
電動歯ブラシを使ってた時期もありますが、あれは嫌だ。充電や配線の取り回し、本体や替えブラシの価格などがネックで使わなくなった。探すべきは普通の歯ブラシ。
そして見つけたのがケントの豚毛歯ブラシ、かためです。ケントといえば「洋服ブラシの老舗」というイメージを持ってましたが、歯ブラシも作ってるみたい。
※購入したのはライセンス品です。製造販売元は池本刷子工業株式会社で、創業は1929年。ケントの1777年には及びませんが、それでも長い歴史があります。ライセンス品は好きではないけど、池本ならいいかなと思った。日本製よ
人生で初めて豚毛の歯ブラシを使用したんですが、好きな使い心地。これまで適当に買ってたナイロン毛の歯ブラシは新品時がピークで、使うごとに劣化していくイメージでした。一方でケントの豚毛歯ブラシは「馴染む」感覚があって、靴に似てるような気がします。新品よりもある程度履いてからのほうが歩きやすい、みたいな。
しかも昔使ってた電動歯ブラシよりきれいに磨ける。人生でいちばん歯がツルツル。
実家以上、ホテル未満のちょうどいい雰囲気
使用感も気に入ってるんですが、雰囲気もいいんですよね。
爽やかで清潔感があり、いわゆる生活感は控えめ。けど元の色が真っ白じゃないので「清潔ですよ!」とグイグイ主張して来ることもなく、それが心地いい感じ。ホテルほど気張ってないけど、実家ほど砕けてないような雰囲気。
半透明というか乳白色というか、そんな柄に青でKENTと入ってます。真っ青じゃなくて、ちょっとグレーが混じってそうな青。色使いがパキッとしてなくて、やわらかい印象。
毛は真っ白ではなく、生成りやベージュに近い色味。豚毛だからか茶色っぽい毛が混ざってる個体もありました。
使い心地
「ふつう」を買うつもりだったのに間違えて「かため」を6本入りで買ってしまいましたが、これがけっこういいんですよ。結果オーライってやつ。
たしかに最初はかためなんですけど、使うごとに馴染んできました。歯茎は痛くないし、一生懸命ゴシゴシしなくても歯はツルツルになりやすい。自分が使ってきた歯ブラシ史上NO.1です。
柄は持ちやすいと感じたことはないですが、使いにくいと感じることもなく、とくに感想がない。
またどの歯ブラシでも同じだと思いますが、親知らずなんかは磨きにくいですね。長く使用してブラシが短くなってくると親知らずの奥の方にも届きやすくなるんですが、そこまでいくと交換時期でしょうし、なかなか難しい。
私は親知らずなど歯ブラシが届きにくい場所用に小さい歯ブラシも併用して解決してます。上の画像のようなやつね。
【耐久性】半年使えたけど、遅くても3〜4ヶ月が交換時期かな?
歯ブラシの交換時期の目安は1ヶ月らしいですが、私は1日2〜3回の使用で半年ぐらいもちましたね。
交換が絶対に必要なほど毛先は広がってなかったし、何より磨きにくさを感じなかったので、ダラダラと使い続けてました。交換した理由も傷んだからではなく、さすがに使いすぎかなと思っただけ。
ただ使用を開始してたしか3〜4ヶ月目あたりに毛がちょこちょこ抜け始めたので、そのぐらいには交換したほうがよかったのかな。パッケージにも毛が短くなったり抜け始めたら交換してくれって書いてあるし。
この記事を書くために半年使用後と新品の歯ブラシを比較したら、けっこう毛が短く、そして少なくなってました。まったく気づかなかったわ。これを見るとさすがに半年は使いすぎでしたね。毛が短いと親知らずまでブラシが届いて、これはこれでよかったんですけど。
1本/3ヶ月なら年間1000円ぐらい
これまで使ってた歯ブラシよりケントの歯ブラシはちょっぴりお高いですが、仮に3ヶ月使えたら年間1000円ぐらいなので、ストックがなくなればリピートする予定。
100円の歯ブラシを毎月替えたほうが清潔だろうけど、磨き心地はケントが好きなので、長く使う分ていねいに洗うことにします。
またAmazonのレビューには「ヘタリが早い」とか書いてあるけど、私はそんなふうに感じたことはないんですよね。むしろ馴染んで磨きやすくなったと思ってたぐらいだし、これまで使ってきたナイロン毛の歯ブラシより長持ちすると感じてました。歯ブラシに無頓着だったから、感覚がズレてるのかしら。
けどパッケージには「ナイロン毛より毛先が広がりにくく、ブラッシング効果が長持ちする」って書いてて、実際に使って同じ感想なのは事実。
身の回りにイギリス関係の物が増えてきた。