バブアーのビデイルSLを新品で買って愛用中。毎朝の犬の散歩で防寒着やカッパとして、道具として活用しまくってます。にも関わらず、新たにビデイルを購入してしまいました。絶対にいらないはずなのに。なんかね、夜眠れなくてメルカリを漁ってたらボロいビデイルを見つけて、勢いで買ってしまったんです。それも穴や破れがある古くて汚いビデイル。
バブアーは何着もほしいと思っていたけど、置き場も使い所もないし、1着を使い込むことに憧れもありましたから、買い足すつもりはありませんでした。なのに買っちゃった。見つけたのがセージ色ってのが大きかったですね。あとボロくて継ぎ接ぎたらけのバブアーに惹かれてしまった。本当はビデイルSLだけをボロボロになるまで着込むつもりだったけど我慢できなかった。
なにも無計画で買ったわけじゃありません。ビデイルSLはリプルーフを繰り返して雨具として、新たに買ったビンテージビデイルはオイルを抜いて修理して街でさらっと羽織って役割分担しようかと。実際に手元に届いたらその気持ちは変わってしまうわけですが…。現物を見るとやっぱりバブアーはオイルを入れて着たいと思い直して、とりあえずリプルーフしてから使い分けを考えることにしました。
というわけでこの記事ではビンテージビデイルの状態と今後の修理方針を書きます。オイル抜きや修理の様子はいくつかの記事に分けて書くつもりです。
年代などの情報
・BEDALE
・2ワラント(1982~1987年。以降は3ワラント)
・製造は1985 or 1986年(タグから判断。内ポケットに紙タグがついてた)
・4つのフラップポケット(古いビデイルのディテール。現在はフラップポケット2つとハンドウォーマー2つ)
・リングジップ(もっと古いビデイルは棒型らしい)
・38インチ(4つポケビデイルは表記より小さめらしい)
こんなもんですね。以下に参考にしたリンクを貼っときます。


現状把握
とりあえずビンテージビデイルの画像をバーっと並べてみます。穴や破れ、リペア痕などありますが、けっこう雰囲気あります。臭いもあります。
全体的にダメージはあります。穴や破れなど目に見えるものから、触って分かる弱った生地のシナシナ感とか。破れて完全に貫通してるポケットもありますからね。
またベタつきはあんまりないけど臭いはあります。古いバブアーは臭いと見聞きしてましたが、思ってた種類の臭いとは違いました。臭いというより強いって感じで、クレヨンの臭気を濃くした感じかな?当初はウ○コ的な臭さだと思ってたので、そういう意味では安心。けど風呂上がりにビンテージビデイルを置いてる部屋に行ったら臭いがしましたし、慣れるまでは少し頭痛も。
2ワラントのタグ。また名前と日付が書いてますね。この人が1987年5月から着始めたのかな?製造は1985〜1986年頃なので、このストーリーは時期的には辻褄合いますね。
内ポケットの紙タグ。水通ししたら無くなっちゃうらしいから、まだ一度も洗濯されてない可能性がある。汚そうでワクワクするね!

ポケットはこの有様で貫通してます。現行のビデイルと違ってハンドウォーマーがないので、下側のポケットに手を突っ込みまくってたんじゃないかしら。あるいは右手側のポケットのみダメージがひどいから、右利きの人が使ってたのかも。
リペアは丁寧にされていて、似たような色の生地で、おそらくミシンでガガガッと縫われてます。袖の内側は大きく補修されてますが、一度袖を分解して縫われてるっぽいんですよね。元の持ち主がしっかりとお店に修理を頼んだか、あるいは古着屋さんが直したか…。
今後の手入れの方針
穴や破れ、臭いなど手入れしたい部分があります。現状のまま着ることもできますが、犬の散歩で臭いジャケットを着るとかわいそうだし、引っかかれてビリっと破れたら嫌なので、可能な限りは手を入れたいと思います。お店に頼んで修理はしないかな、自分でやりたい。
オイル抜きと洗濯、穴や破れの補修、オイル入れなどやることはたくさんあるので今後の方針を整理してみます。
この雰囲気を残したいけど臭いからオイルを抜きたい
この雰囲気が最高にかっこよくて好きなので残したいんですが、犬と暮らしてる事情もあり、臭いが強いものを身に付けるのは避けたいと思ってます。また触った感じかなり生地が弱ってるので、思いきってオイルを抜いて洗濯したほうが長持ちしそう。ビンテージビデイルを触ってたらポロっとポケットの生地が落ちまして、それぐらい弱ってる。破れたというより腐り落ちたって表現のほうが正しいかも。
ということでまずはオイル抜き&洗濯をする予定。
穴や破れの補修
オイルを抜いて綺麗にしたら、オイルを入れ直す前に穴や破れの修理です。具体的にどのように修理するかは決めてません。けっこう悩ましいんですよね。使う生地の素材や色味、ミシンか手縫いか接着剤か…など。
ポケットから腐り落ちた生地は小穴を塞ぐのに使おうとは思っているんですが、それ以外はなにも決まってません。とりあえずオイルを抜いてから考えようかなと。
リプルーフ
オイルを抜いて修理を終えたら、最後に新たにオイルをいれます。いわゆるリプルーフってやつですね。わざわざオイルドのバブアー買ったんならオイルを入れて着たいし、雨ガッパとして着るつもりなんでオイルは必要。
自分の性格的にリプルーフをめんどくさがって、オイルを抜いたまま着てる気もするけど。
頑張ってビデイルを復活させるぞ
とまあ、新たに買った汚いビデイルの現状報告と修理方針の記事でした。修理の続きはまた別の記事で書くと思います。
1.オイル抜き&洗濯
2.穴や破れの補修
3.リプルーフ
こんな感じかな。あと洗濯の前に現行のビデイルSLと比較してみるつもりです。↓

オイル抜き&洗濯したよ↓



