トランギアのアルコールバーナーと純正の風防兼五徳TR−281を買った理由

トランギアのアルコールバーナーと風防兼五徳のTR-281 自転車と山

前回はエスビットのポケットストーブの購入理由を記事にしました。かんたんに説明すると「1.壊れない/2.軽量コンパクト/3.めんどくさくない」という条件を満たしたのが固形燃料で、固形燃料といえばってことでポケットストーブを買ったんです。

それで何度か日帰りでポケットストーブを使ってみたんですが、ちょっと微妙に感じることがありましてトランギアのアルコールバーナーを買い足しました。ついでにトランギア純正の風防と五徳も買いましたんで、なぜトランギアのアルコールバーナーと風防兼五徳TR−281にしたのか書きます。

ひとことで説明するなら固形燃料は湯沸かしが遅くてかったるい。休憩でサッとコーヒーを淹れる気にならない。

※使用環境やストーブに求める条件はポケットストーブ購入理由記事で書いた通りで、アルコールストーブでも同じです

固形燃料は湯が沸くのが遅くてかったるい

エスビットのポケットストーブとトランギアのメスティンで湯沸かししてる

山頂まで自転車を担いで登るを遊びをやってまして、休憩中にサッとコーヒーを淹れたり、テント泊でのメイン火器として固形燃料のポケットストーブを購入しました。

それで日帰りで何度か使ってみたところ、湯が沸くのが遅すぎて嫌になりました。時期が冬で雪が積もってたこともあり環境は少々厳し目ではあったものの、湯沸かししてる間に体が冷えちまったぜ。正確に時間を測ったわけではありませんが、体感的には15分ぐらいかかった気がする。

ほかのストーブを使ったって5分短縮されるぐらいかもしれないけど、この5分が気持ち的には大きいと思いました。15分待たされるのと10分待たされるのでは心の準備がちょっと違くて、10分ならサッと休憩してもいいかなと思えるけど15分かかるならわざわざコーヒーは淹れない気がする、性格的に。そもそも休憩で湯沸かししないって手もあるけど、山行くんならバーナー使ってコーヒーぐらい飲みたい。

青い固形燃料じゃなくてエスビット純正燃料ならまだ早かった気がしますが、それでも遅く感じました。それにエスビットはクッカーの底が汚れるんで掃除の手間も増えて嫌だ。クッカーの底にアルミホイルを敷いて汚れを防ぐ方法はガチャガチャと物の数が増えるんでめんどくさくて嫌だ。

キャンプ目的とかガッツリ休憩するとかならのんびり固形燃料でもいいけど、今のところはそういうのは考えてないから、やはり固形燃料より手早く湯沸かしできるストーブがほしい。

テント泊では固形燃料、日帰りならアルコールで使い分けることに

サクッと湯沸かしするだけならガスのジェットボイルがいいと思ったんですが、マウンテンバイクで荒れた林道をガガガガガガッと走るので、ガスストーブは壊れそうで嫌だ。この辺の話はポケットストーブの購入理由記事で書いてます。

ストーブに求める条件「1.壊れない/2.軽量コンパクト/3.めんどくさくない」を満たし、それでいて湯沸かしもそれなりに早いものが必要。となるとアルコールかなと。

燃焼中に倒して火事になるのが不安で固形燃料を買ったんですが、結局アルコールストーブに戻ってきました。この不安は放置するわけではなく、カーボンフェルトを敷いたり、アルコールストーブ自体の安定感を高めることで対策するつもりです。

たださすがにテント内で使うのは怖い。燃焼中に倒すのはもちろん怖いし、数年前エバニューのアルコールストーブとバーゴのヘキサゴンウッドストーブ(風防兼五徳として)の組み合わせで使ったとき、火力が強くなりすぎてマグカップの飲み口に届くほど火が高く上がったことがあるんです。もしテント内だったら火事になってたかもしれないと思うとやっぱり怖い。

だからテント泊では扱いやすい固形燃料を使い、日帰りでは湯沸かしが早いアルコールストーブを使おうかなと。

※テント内での火器の使用は推奨しません

アルコールストーブはトランギア一択

固形燃料はスピード感に欠けるためアルコールストーブの導入を決めました。次に考えるべきは具体的にどのアルコールストーブを買うか。エバニュー、エスビット、バーゴ、ガレージブランド各種いろいろあります。

が、すぐにトランギアのアルコールバーナーに決まりました。

いままでの経験上、機能性だけで道具を選ぶと使わなくなることが多くて、かといって好みだけを優先するとそれはそれで使わなくなる。求めてる機能を備えた上で好みの道具を選ぶと満足度が高く、割と長いお付き合いになります。トランギアは機能と好みのバランスがよかった。

消火蓋と燃料タンク

まずトランギアのアルコールバーナーは110gです。エバニューやバーゴなどもっと軽量なものもありますが、私はそこまでULにする気はないので許容範囲。それにこの110gの内訳はアルコールバーナー本体、消火蓋、燃料タンクの蓋を含めた数値なので悪くないと思います。

とくに消火蓋と燃料タンクの蓋が付いてるのがいい。まず消火蓋を活用すれば火力調整がある程度できるから料理がしやすくなる。もちろん燃焼途中でも安全に消火することができるから、なんらかの理由で火が大きくなりすぎて怖くなっても大丈夫。実際にそんな機会が訪れるかは別にして、怖がりの私は「いざってときに火を消せる」というだけで気持ちが落ち着く。

そして燃料タンクの蓋があれば、燃料用アルコールを別の容器に入れて持ち歩かなくていいから荷物がスッキリする。家でタンクにアルコールを入れておけば、現地で別容器からアルコールを注ぐ手間もかからないし、注ぐ際にこぼす心配もない。途中で消火してタンク内に燃料が余っても、ほかの容器に移し替えることなく蓋を閉めればいいだけ。なにかとお手軽で、めんどくさがりの私には相性がいいかなと。

泊まりとなると別にアルコール容器を持つ必要があるでしょうが、日帰りならアルコールバーナー本体の燃料タンクだけで済んでお手軽。

半世紀以上の歴史を持つ一品

消火蓋&燃料タンクの蓋付き、そしてトランギアより軽量なものはエスビットがあります。しかもエスビットの消火蓋にはハンドルがついていて使い勝手がよさそう。機能だけだとエスビットを選んでたかもしれません。

しかしそこは好みの問題も考えてトランギアにしました。どちらも好きな真鍮製なんですが、Amazonの商品画像ではエスビットはちゃちに見えました。一方でトランギアは重厚感があるように見えて、それが使い込んでやりたいと思わせてくれたんですよね。金ピカじゃなくて渋みがあっていいなと。

そしてなによりトランギアのアルコールバーナーは半世紀以上の歴史を持つ一品だということ。日常で着る服もアウトドア道具もそうですが、古いものや昔からある定番品が好きなんです。服ならバブアーやフィルソン、エルエルビーン、ディッキーズなんか好きです。エスビットはメーカーとしての歴史は深いんですが、どうしても固形燃料のイメージが強くてアルコールバーナーは全然ピンと来ないんですよね。

エルエルビーンのアノラックをMTB登山で使ってみた【人を選ぶかも】
前回、グラミチのウールパンツを登山で使った感想を記事にしました。実はそのときの山行ではウールパンツと同時にエルエルビーンのアノラックも着用してまして、今回はアノラックに焦点を当てて記事を書いてみます。 私は最先端の道具より、少し古臭い...
【バブアー ビデイルSL】保管方法を試行錯誤した結果S字フックで吊るすようになった
2020年8月にバブアーのビデイルSLを購入し、同年10月にバブアーデビューしました。私はおしゃれやファッションに強い関心も知識もないんですが、今まで着た服のなかでいちばん高揚感があります。 なんだろうな、服を着るというより道具を扱う...

もっというならエスビットは中国製、トランギアはスウェーデン製。生産国に強いこだわりはないし中国製だからって品質が悪いとは思わないけど、北欧のスウェーデンのほうがアウトドアのイメージがあって好き。スウェーデン生まれのアウトドアブランドといえばフェールラーベン、プリムス、ヒルバーグなんかが有名ですかね。もちろんトランギアも。

ということで機能と好みのバランスが取れたトランギアのアルコールバーナーを購入。消火蓋のハンドルは改造して付けるかも。レザーマンみたいなペンチ付きのマルチツール買ってもいいかもしれない。

風防と五徳は折りたたみ式ではないトランギア純正のTR-281を買った

アルコールバーナーを買ったら風を遮る風防と鍋を乗せる五徳の2点が必要になります。私の場合は「1.壊れない/2.軽量コンパクト/3.めんどくさくない」という3つの条件を満たした風防兼五徳が必要です。

五徳や風防をちまちま組み立ててセッティングするのはめんどくさくて嫌になると思うので、展開撤収が簡単かつ風防と五徳が一体になったものから選ぶことに。だからエバニューの十字五徳やトランギアのトライアングルグリッド等はなし(金属が擦れる音苦手だし)。さらに一発目で機能も見た目も自分好みの風防兼五徳が見つかるとは思っていないので、とりあえず安いもので試したい。

風防兼五徳で思いついたのはヘキサゴンウッドストーブとXメッシュストーブ。どちらも3つの条件を満たしていると思います。とくにヘキサゴンウッドストーブは焚き火にも使えるので、万が一アルコールバーナーが使用不可の状況に陥ったとしても、焚き火で熱源を確保できるのがいいかなと。

ただどちらも高い。一発目で買う風防兼五徳ではないなと。

一瞬で着火までいけるスピード感がよさげ

そこでもうすこし探して気になったのがトランギアの風防兼五徳TR−281。Amazonでアルコールバーナー関連を調べてる時によく見かけたんですが、折りたたみ式じゃなくコンパクトにはならないので条件反射でスルーしてました。けど改めて見てみると「案外悪くないな」と思ったんです。コンパクトさは物足りない代わりに組み立て作業がいらないから、現地で超スピーディーに着火までいけるなと。

家で事前にアルコールバーナーにアルコールを入れておき、さらにTR-281にセッティングしたままパッキングすると、一瞬で着火までいける。具体的にはバックパックからアルコールバーナーを取り出し燃料タンクの蓋を開けてライターをかざすだけでいい。

これがエバニューのチタンアルコールストーブと十字五徳だった場合はバックパックから取り出し、アルコールを注ぎ、五徳を組み立てしっかりと風防をセットし、ライターをかざす…とけっこう手順を踏まなければいません。

トランギアのアルコールバーナーより火力が強く早く湯沸かしできる製品もあるでしょうが、準備の早さまで含めるとトランギアのアルコールバーナーとTR−281の組み合わせも引けを取らない可能性もある。なによりめんどくさくないのが最高だ。

さらにアルコールバーナーを直接地面に置くより安定感も増しそうだし、燃焼中に足がコツンとあたってアルコールがこぼれてもTR-281が受け止めてくれる可能性もある。

たしかに折りたためずコンパクトにならないのは欠点だけど、そもそもアルコールバーナーは日帰り要員と考えているので、荷物にそこまでのコンパクトさは必要じゃない。あとおそらくTR-281はクッカーとのスタッキングの相性は悪いと思います。けどバーナー類がクッカーに収まらなくても、食料やライターなど別のものをクッカーにスタッキングすればいいだけの話なので大きな欠点ではない。

ということで灯台下暗し、トランギア純正の風防兼五徳TR-281を購入しました。

【まとめ】1度使ってみたところ課題はあるが好感触

「1.壊れない/2.軽量コンパクト/3.めんどくさくない」という条件を満たした上で、好みだったトランギアのアルコールバーナーを買いました。そしてトランギア純正の風防兼五徳TR−281と組み合わせることで、手間も時間もかけずにパパっと休憩を済ませられるのではないかと目論んでいます。

トランギアのアルコールバーナーと風防兼五徳のTR-281の使用感は発見があり次第ツイッターに書いて、ある程度まとまったらこのブログにまとめようと思います。

とりあえず1度使ってみたところけっこう好感触です。目論見通り着火まで時間も手間もかからない。消火も簡単だし、アルコールバーナー本体に燃料を入れて持ち運べるのは便利。いわば真鍮製の容器と同じだから、プラスチック?の容器と違って潰れたり破れる心配も少なくパッキングに気を使わないで済みました。

ただ風防の性能は微妙で、火が風で流されてメスティンの取っ手のパーツが溶けました。火が流れたせいで湯が沸くのも遅かったので、アルミホイルを使って風防性能を強化する予定。

長いお付き合いになる予感。

エスビットのポケットストーブを購入した理由〜壊れない固形燃料の安心感〜
マウンテンバイク担いで山頂まで登る遊びをやってます。ただ登るだけだとすこし味気ないので、山で遊ぶときはだいたいコーヒーやカップラーメンぐらい作ります。そしてこのたび新たなストーブをお迎えしました。固形燃料を使用するエスビットのポケットストー...
【登山/MTB】初めてのストーブにガソリン燃料のスベア123Rを選んだ理由【合理性と趣味嗜好のバランス】
以前キャンプに飽きたと同時にキャンプ道具はほぼすべて売り払ってしまいました。ですがソロキャンプに飽きた理由と登山が怖い俺でも楽しめるアウトドアを考えるで書いたように、アウトドア熱が再燃してぼちぼち道具を集め始めてます。まったりマウンテンバイ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました